2005年12月01日
BZのUSCP、12月分は218セントに下降
SMメーカー等の需要家側が押し切る
【カテゴリー】:市況(海外、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 米国におけるBZ(ベンゼン)の12月分のコントラクト価格(USCP)がガロン当たり218セントに決まった。トン当たり654ドルとなる。
 
 11月の価格は同235セント(同705ドル)であったので、12月は7.2%の値下がりということになる。これでBZのUSCPは10月の同310セント(同930ドル)をピークに3ヶ月連続で引き下げられることが決まった。
 今回の決定は、採算性の改善を狙って値上げを打ち出してきたリファイナリー大手に対してSM大手など主要ユーザーが逆に値下げを強く迫り、最終的にはサプライヤー側の大幅な譲歩を引き出したもの。米国のSMメーカーの多くが天然ガスの高騰に音を上げて減産に踏み切っていることがリファイナリー各社には大きな圧迫材料となったもよう。