2001年09月12日 |
エチレン製品の7月の貿易、出超量が前年の24.%減 |
1~7月累計も前年同期を10.9%下回る |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局が12日に集計したところによると、エチレンとエチレン系誘導品の7月における輸出入実績は、エチレン換算した場合(以下同)の総輸出量(16品目合計)が15万7,400トン、総輸入量(14品目合計)が3万0,500トンとなった。輸出入バランスは12万6,900トンの輸出超過ということになる。 エチレンの生産量に対する輸出比率は28.0%、内需に対する輸入比率は7.0%である。 これを前月の実績に比較すると輸出は9.9%増、輸入は5.2%減、出超量は14.2%増--となる。一方、前年同月との対比は輸出が18.5%増、輸入が18.4%増、出超量が24.1%減--ということになる。輸出比率は前月比が1.6ポイント増、前年同月比が0.5ポイント減。輸入比率は前月比が0.5ポイント減、前年同月比が2.0ポイント増--だる。 前年同月に対する輸出の減少では、EGの60.9%減(2,987トン)、エチレンの46.6%減(1万5,505トン)、PVCの29.3%減(2万6,878トン)、PSの25.1%減(4,600トン)、HDPEの22.2%減(1万8,504トン)--などが目を引く。 輸入の増加では、酢酸エチルの4.51倍(2,017トン)、PVCの3.63倍(1,062トン)、EGの69.0%増(2,169トン)--などが目立つ。ポリエチレンの輸入は、LDPEが7.9%増、HDPEが36.4%減となっている。 この結果、1月から7月までのバランスは、総輸出量112万7,700トン、輸入24万9,700トンの差し引き87万8,000トンの出超となった。前年同期比は輸出が9.4%減、輸入が3.9%減、出超量が10.9%減ということになる。 |