2005年12月08日 |
シャープと関ペ、トウモロコシ原料の植物系樹脂塗料を開発 |
世界初、家電製品に実用化 |
【カテゴリー】:新製品/新技術(経営) 【関連企業・団体】:シャープ |
シャープは8日、トウモロコシを原料とした植物系樹脂塗料を関西ペイントと共同で開発し、世界で初めて家電製品のプラスチック部品に塗装する技術を実用化したと発表した。 2004年から関西ペイントと共同開発に取り組み、素材への付着性や耐久性、光沢・質感など品質性能の向上をはかり、このほど製品への採用にめどをつけた。 植物系樹脂塗料は、石油などを原料とする一般的な塗料に比べ、地球温暖化を抑止し、環境負荷を軽減できる。 今回開発した植物系樹脂塗料は、まず来春発売予定の液晶テレビ「AQUOS」のスタンド部分に採用し、2006年度以降は、順次採用機種の拡大をはかるとともに、エアコン・洗濯機など白物家電への採用をすすめる。 「AQUOS」は、従来から環境に影響の少ないノンハロゲン樹脂をキャビネットに採用し、スタンドには再生材を混合した樹脂を使用するなど、環境負荷を低減する素材を積極的に採用してきたが、植物系樹脂塗料の実用化により、さらに環境配慮性を高める。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1134023717.doc |