2005年12月09日
プライムポリマー、06年第1四半期のPE、PP価格据置き
【カテゴリー】:経営(市況)
【関連企業・団体】:プライムポリマー

 ナフサ価格は高値基調が続いているが、プライムポリマーは9日、06年第1四半期(1−3月)のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)販売価格について、「現行価格の据え置きを決めた」と、異例の据え置き発表を行なった。
 
 同社は9月の時点で、第4四半期(4Q)のナフサ価格をキロリットル45,000円と予想し、これに見合うPE,PP販売価格を設定して需要家側と交渉中だが、実際のナフサ価格はキロリットル当たり47,500円と、予想を同2,500円上回る見込みとなった。
 
 一方、06年第1四半期(1Q)のナフサ価格は、原油価格の動向や為替レートにもよるが、同社では商社などの情報をもとに、やはりキロリットル45,000円と見込み、これに見合う樹脂価格を設定する予定だった。
 
 その際、第4四半期で生じたナフサ価格の差額分(樹脂換算でキログラム当たり5円)は、メーカー取り残し分として、本来なら06年第1四半期の価格に上乗せするところだが、今回はユーザー側の状況を考慮し、現行価格を据え置くことにした。この分は第2四半期分の調整を行なう際加味する。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1134106529.doc