2005年12月12日
米デュポン、新たにエンプラ拠点をシンガポールに建設
【カテゴリー】:海外(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:デュポン

 米国デュポンは12日(米国時間) 、高成長する2つのエンジニアリングポリマー「ザイテル(R)HTN高機能ポリアミド樹脂」と「ベスペル(R)パーツ&シェイプス」について、新たにシンガポールに設備投資を行うと発表した。

 「この投資は、当社のエンジニアリングポリマー事業を“グローカライズ”したいという我々のビジョンを具現化したものだ。今日のグローバル化する経済において、顧客満足を得るためには、世界中で切れ目のないサービスを提供し、高品質の製品を供給し続けることが何よりも大切だ」とデュポンエンジニアリングポリマー事業部副社長兼ジェネラルマネージャーのキース・スミスは述べた。

 新工場の稼動開始時期は、需要動向にもよるが「ベスペル」は07年、「ザイテル HTN」は09年の予定。「ベスペル」は、すでにオハイオ州、デラウエア州、ベルギー、そして日本で生産を行っている。「ザイテル HTN」はテネシー州とバージニア州リッチモンドで生産。リッチモンド工場は今年第2四半期に稼動を開始し現在高品質の製品を供給中だ。

 「ザイテル HTN」には2つの高機能製品群、「ベスペル・パーツ&シェイプス」には5つの製品群があり、それぞれ耐薬品性、低吸水、加工性に加えて非常に耐熱性が高いなど、エンジニアリングプラスチックとしても高機能の優れた特徴をもっているという。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1134388679.doc