2005年12月14日
旭化成ケミ、導光板に新技術「面発光メタクリル樹脂板」開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:旭化成、旭化成ケミカルズ

 旭化成ケミカルズは14日、表面加工が不要で面が発光する画期的なメタクリル樹脂板(アクリル板)「デラグラスAL995」の開発に成功したと発表した。2006年1月から本格販売し、2008年度には10億円の売上を目指す。

 同社は、透明な板のままで、面発光が可能なアクリル板ができないかとの要請を照明市場から受け、これが開発のきっかけとなった。従来のアクリル板では、透明度を保持したまま面を発光させることは不可能だったが、今回アクリル板に光拡散機能を付与し、表面無加工で面発光を可能にした。
 
 面発光板そのものが一般アクリル板と同様の意匠性と加工性能(切削・曲げ・接着)を持つため、外観部材としての使用が可能で、さまざまなデザイン要求に応えられる。また発光性・製造工程の効率化・意匠性に優れている。店装ディスプレイ、看板、サイン・パネル、家具等あらゆる用途に展開が可能となる。
 
 なお同社は06年1月、フランス・パリで開催される国際家具見本市「ムーブル・パリ」に、著名デザイナー、グエナエル・ニコラ氏のデザインによる「FOUR SEASONS」を出展する。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1134528427.doc