2005年12月15日 |
世界最大規模の「CDMプロジェクト」承認 |
三菱商事と新日鐵、中国でフロンガス860トン分解 |
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全) 【関連企業・団体】:三菱商事、経済産業省 |
経産省は15日、三菱商事と新日本製鉄の両社が中国山東省で計画している、フロンガス(HFC23)破壊プロジェクトが、わが国30件目のクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクトとして14日付で政府承認されたと発表した。 山東省のフッ素化学メーカー、山東東岳化工有限公司から受注したプロジェクトで、液中燃焼法による焼却炉を設置し、HCFC22の製造中に副産物として生じるHFC23を分解する。HFC23の分解能力は年間860トン。温室効果ガス換算すると11,700と非常に高く、CO2排出削減量も年間1,011万トンとなる。 「山東省のフロン破壊計画は、CO2削減量としてみても規模が大きくく、現在国連に登録されている各国のCDMプロジェクトと比較しても、世界のトップクラスといえる」と同省環境政策課ではいっている。 わが国として、もこれまでのCDMプロジェクト29件の合計削減量は年間約1,500トンだった。今回分を合わせて一挙に3,500トンに拡大したわけで、同プロジェクト1件で全体の3分の1を占めることになる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1134623758.tif |