2005年12月16日
新日鐵化学 新中計「一段高いステージ」で戦略展開
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:新日鐵化学

 新日鐵化学は16日、18年度からスタートする3カ年の新中期計画「STAGE-UP」を策定したと発表した。今年度終了する現行中計(START-EX)が事業構造の転換を柱としてきたのに対して、新中計では「中核事業群の強化と、拡大事業領域への経営資源の集中投入によりグループの成長を目指す」と、一段上のステージを目標に掲げた。
 
 具体的には、最終年度の20年度に経常利益:250億円(17年度見込み240億円)、ROS:9%(同8%)、有利子負債残高:400億円(同900億円)、自己資本比率:42%(同23%)、D/E比率:0.5(1.9)の達成を目指す。
 
 経営資源投入では、とくに情報・電子材料分野を中心にナンバーワン/オンリーワン商品の創出をめざす。同分野には3カ年合計500億円程度の設備費及び研究費を投入する。
 
 同社は平成22年度を目標年度とする「グランドデザイン」を16年3月に設定しており、今回の新中計もこれに沿った内容となった。22年度には経常利益:300億円(ROS=10%以上)、自己資本比率:50%を達成する方針だ。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1134718256.pdf