2005年12月20日 |
06年のエチレン必要量749万トン、石油化学製品需要見通し |
【カテゴリー】:行政/団体(経営、実績/統計) 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省化学課は20日、2006年の石油化学製品需要見通しについて、国内需要はいぜん底堅く、今年の実績見込みを上回るものの、レジンや製品輸入が増加するため、生産必要量は前年比99.3%の749万トンになる、とする予測を発表した。 05年1ー12月の実績見込みは、内需がレジン輸入ベース586万トン(前年同期比100.1%)、製品輸入ベース644万トン(100.6%)で、輸出入バランスを差し引いたエチレン必要量は754万トン(99.8%)となった。 これに対し06年1ー12月の見通しは、内需がレジン輸入ベース591万トン(100.9%)、製品輸入ベース653万トン(101.3%)と、前年比増加する見通し。しかし、輸出入バランスはアジア地域の需給緩和から日本への輸出がレジンベースで0.9%、製品ベースで1.3%それぞれ増加すると予想される。 この結果、06年のエチレン必要量は、前年比99.3%の749万トンと見込まれる。 また芳香族は、05年実績見込みはベンゼン490万トン(前年比103.3%)、トルエン166万トン(102.0%)、キシレン562万トン(103.7%)といずれも堅調な伸びを見せたが、06年はベンゼンがスチレンモノマーの定修年にあたること、トルエンもフェノール設備の休止などから減少する見通し。 輸出入バランスを差し引いた06年の必要量は、ベンゼンが前年比100.8%の494万トン、トルエン98.8%の164万トン、キシレンは100.1%と横ばいの562万トンと見込まれる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1135055535.pdf |