2005年12月21日
千代田化工建設、カタールから超大型LNGプラント受注
780万トン2系列 世界最大5000億円で受注
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:千代田化工建設

 千代田化工建設は21日、カタールガス社から超大型LNG(液化天然ガス)プラントを受注したと発表した。年産780万トンプラント2系列(第6及び第7系列)を仏テクニップ社と共同で受注した。
 
 千代田化工がリーダーとなり、同国ラスファン工業地帯に建設する。来春着工し、第6系列は35カ月、第7系列は44カ月後に完成する。受注金額は約5,000億円。1件当たりの契約金額としては、世界のプラント史上最大となる。
 
 記者会見した同社の小林博副社長(海外プロジェクト統括)は「これまでのカタールでの実績が評価されての受注となった。カタールでは当社は単なるコントラクターではなく、パートナーの関係にあると認識している。5,000億円といっても為替は円安だし、資材も値上がりしており、利益率は決して高くはない」と語った。