2005年12月26日
三菱化学、四日市に「提案型」研究開発施設を新設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学は26日、四日市事業所(三重県四日市)内に、顧客への提案型研究開発施設を新設すると発表した。来春着工し07年4月に第1期として、自動車産業向けに製品化や製品評価が実施できる「カスタマー・ラボ(仮称)」を備えた研究開発新棟を完成させる。引き続き新製品の企画や新たなコンセプトを提案する「マーケティング・センター(仮称)」の設置を検討する。設備投資額は第1期分として約26.5億円。

 四日市事業所は、中京圏、近畿圏の大消費地に近く、自動車や情報電子業界など三菱化学グループのユーザーが数多く立地している。また、高機能樹脂など機能型商品の生産設備や技術蓄積を豊富にもち、グループで約600人に及ぶ研究者を擁している。

 このため、グループ全体で保有する各種技術のシナジー効果を発揮できるよう、事業所内に点在している研究者集団を集約し、提案型設備を備えた新しいスタイルの研究開発棟を新設することにした。

【研究開発施設の概要(第1期)】
(1)所在地:三菱化学四日市事業所塩浜地区内
(2)主要設備 :
 ◇建屋:新研究開発棟=カスタマー・ラボ(仮称)、研究棟(4階建)
 ◇装置:多機能射出成形機、耐久性試験機、衝撃試験機(歩行者保護衝撃試験機等)等
 ◇研究棟:射出成形機、シート、フィルム成形機、樹脂合成装置、混合機、押出機等
(3)工期:2006年4月〜2007年3月
(4)敷地面積:6,000 平方メートル
(5)延べ床面積:10,500 平方メートル
(6)設備投資額:約26.5億円
(7)収容研究者:150名

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1135568461.pdf