2005年12月26日
ナフサのスポット相場、小康状態に
先週末の平均は亜欧とも500ドル強に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 大手商社ならびにエチレンセンター筋によると、12月入りとともに急上昇したあと先々週半ばから小反落して成り行きが注目されていたナフサの国際スポット相場は先週に入ってようやく各地で落ち着きを取り戻してきた。
 
 オープンスペックものの2ヶ月〜2ヶ月半先のC&F/ジャパンの先週の平均はトン当たり503ドルで、直近の週単位のボトムである11月第4周の平均に比べると同17ドル高となっている。しかし直近のトップである先々週の平均に比較すると同22ドル安ということになる。
 一方、北西欧のCIF価格の先週の平均は同491ドルで、11月第4周の平均に対しては同35ドル高いが、先々週に対比すると同23ドルの値下がりとなっている。
 通常は、原油のスポット相場のうちの北海ブレントの変動を後追いするかたちで動くCIF/NWEの相場を1〜2日遅れでC&F/ジャパンが追従するケースが多い。しかし最近は逆のパターンになっており、CIF/NWEの先週半ば以降の価格は再び同500ドルの大台に乗ってC&F/ジャパンと同じレベルの503〜505ドルとなっている。