2006年01月05日
ナフサのMOPJ価格、12月平均は511ドルに
前月のほぼ横並び、四半期計は527ドル
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋によると、ナフサの国際スポット相場のうちわが国の石油企業や商社ならびに石化企業等が昨年12月中に国際スポット市場で契約したオープンスペックナフサのC&F価格(MOPJ)の平均はトン当たり511ドル強となった模様。
 
 11月の平均は509.5ドルであったので、12月は0.3%のアップということになる。原油のスポット価格は小反発したが、ナフサ価格は前月のほぼ横並びとなった。ただし、前年同月に比べると61.5%高い。

 12月の契約分が日本に到着するのは3月の見通し。その時点の為替を120ドルと仮定すると、1リットル当たりの円単位のCIF価格は4万2,600円となる。これを基準とする国産ナフサ価格は4万4,600円という計算になる。ただし、1〜3月期トータルの輸入価格は9〜10月の高値契約が響いて4万4,000円台になり、国産ナフサ価格は4万6,500円程度に高止まりすると予想する向きがセンター筋には多い。