2006年01月05日
TECとIHI、インド初のLNG受入基地の増設工事を受注
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング

 東洋エンジニアリング(TEC)は5日、石川島播磨重工(IHI)とのコンソーシアムが、インドのペトロネット・LNG社(本社:ニューデリー)から同社のダヘッジ受入基地(ターミナル)の増設・拡張工事を受注したと発表した。
 
 同基地4号目となるLNGタンク設備(地上式タンク14万8,000キロリットル)をはじめ、LNGの気化送り出し設備、気化ガス処理設備など、同基地の受け入れ能力を倍増するための基本設計から調達・土木・機器据付を含めたEPC契約となっており、完成は08年末の予定。

 ペトロネット・LNG社は、同基地の受け入れ能力を09年までに現在の2倍の年間1000万トンに拡張する計画だが、IHIが前回単独で受注した3号タンク(14万8,000キロリットル)と今回、コンソーシアムで受注した工事で同計画を実現することになる。

 インドでは、2011年には天然ガス需要が年間6000万〜7000万トンに達すると予測されており、東西両岸で複数のLNG受入基地の建設が計画されている。このためIHIとTECは、今後とも協力してLNG受入基地およびLNGタンクの営業活動を展開していく方針である。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1136448010.pdf