2006年01月16日 |
経産省、補助金過大請求のクラボウに行政処分 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省は、倉敷紡績(本社:大阪市中央区=クラボウ)がNEDOから受け取っていた補助金に過大請求が認められた問題で13日、過大請求分の返還請求と、3年間の補助金交付停止などの行政処分を決めたと発表した。 当局の調べによると、同社は2000年度~04年度にかけて「ダイオキシン分解処理技術の開発」など6事業に(1)虚偽の従事日誌作成(2)従事時間と従事日誌の不整合(3)補助対象外の経費計上などが見つかり、合わせて約6,250万円の補助金を過大に受け取っていた。 国からの補助金で事業を行い、労務費などが余ったにもかかわらず、計画変更の手続きをせず、そのまま余った補助金を従業員に割り振っていた。従業員は虚偽の従事日誌を作成して受け取っていた。 同省は、同社に対して過大請求分の補助金6,250万円と、返還までの利息約1,700万円の支払いを請求し、すでに支払を受けている。また、今後36カ月間は新規補助金及び委託費交付を停止するほか、再発防止策の策定及び報告を求める。NEDOに対しても同様の措置を講じる。 【関連ファイル】 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1137392225.tif |