2006年01月16日
昭電、LBP用アルミ感光ドラム基体 大分工場で増強
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:昭和電工

 昭和電工は16日、大分コンビナート内にレーザービームプリンター(LBP)用アルミニウム感光ドラム基体(商品名:ED管)の生産ライン(月産3百万本) を新設すると発表した。当初は小山事業所(那須)の予定だったが、西日本地区ユーザーへの安定供給体制確立を急ぐことにした。

 同社は現在、国内3拠点(小山、那須、彦根)と海外2拠点(米国・オハイオ、中国・大連)に合計月産9百万本のED管生産能力をもち、大分は6番目の拠点となる。新ラインの稼動開始は2006年9月、設備投資額は約25億円。他工場の増強も含めて同社の2006年末のED管生産能力は、月産15百万本になる予定という。

 LBPは、プリントスピードが速い、ランニングコストが安い、プリントする紙質を選ばないなどから、オフィスでの需要が増加しており、とくにカラーLBPの需要は大きく伸びて、2010年にはモノクロLBPと市場を二分するとされている。カラーLBPにはED管を4本使用することから、需要は今後大きく増加すると見られている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1137382888.doc