2006年01月16日
デグサ、リチウムイオン電極の製造事業を拡大
ドイツに高性能電極の製造拠点を設置
【カテゴリー】:海外(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:デグサ

 デグサAG(本社:ドイツ・デュッセルドルフ)は16日、ドイツ・カメンツ/ドレスデンにあるライテック GmbH で新たに大容量リチウムイオン電池の製造を開始し、同事業をさらに拡大すると発表した。拡張計画の第一段階として、2006年第4四半期までに陽極と陰極の製造を開始する。初年度数千万ユーロの売上を目指す。

 新設されるカメンツの製造拠点は、中国・安丘におけるデグサの製造能力(デグサ エナックス(安丘)パワー・リオンテクノロジー社)を増強することになる。また、同拠点は、ハイブリッド自動車など大容量のエネルギーを必要とする電池を対象としている。
 
 デグサは高い将来性を持つ同市場において高性能なセラミック膜SEPARIONRで早い段階から優位な位置を確保しています。SEPARIONR電池セパレーターをカスタマイズした電極を組み合わせることで、デグサは、大容量のリチウムイオン電池の安全性ならびに性能を高めることを可能にする幅広い製品群を提供することができる。

 リチウムイオン電池材料は04年にグローバル市場全体で2けたの成長を遂げ、現在の市場規模は12億ドル。デグサでは2015年までに同市場は40億ドルに拡大すると予想しているという。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1137392464.doc