2001年09月07日 |
日本—メキシコFTA第1回研究会、今月24~25日開催決まる |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:宇部興産、信越ポリマー、ホンダ、丸紅、経済産業省、農林水産省 |
経済産業省はシンガポールに続いて、メキシコとも二国間貿易協定(FTA)締結のための交渉を行う意向を固めていたが、先に設置することで合意した「研究会」の初会合を9月25~26の両日、同国メキシコシティで開催することが決まった。 メキシコとのFTA交渉入りは、7月に同国のデルベス経済大臣が来日し、平沼経済産業大臣と会談した際に検討が約束された。それ以来メキシコ側と研究会の日程やメンバー、検討項目などについて調整が行われてきた。 いまのところ研究会は日墨それぞれ10人程度のメンバーで構成。日本からは外務、財務、経産のほか農林水産省などの各省課長クラスのほか経済界、学会からの参加を予定。来年4月をめどに日本—メキシコ両国間の経済関係強化のための方策を中心とした報告書をまとめ、早期に本交渉に入れるようにしたいとしている。 メキシコには国営石油会社PEMEXの石油精製—石油化学工場があり、エチレン生産能力は4工場合わせて年産140万トン。日系企業では宇部興産(近くグランドポリマーに変更)と丸紅のPPコンパウンド会社ATCメキシコが順調な操業を続けているほか信越ポリマーの現地会社信越ポリマー・メヒコだ電導性ゴムスイッチなどを生産している。 自動車ではトヨタ、日産、ホンダなどの各社が工場進出している。 |