2006年01月18日
ナフサのスポット価格、亜欧とも560ドル超えに
日本の石化各社、1Qの価格を上方修正へ
【カテゴリー】:市況(海外、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 ナフサの国際スポット相場が週明けとともに各地で再上昇してきた。期近もののオンスペック価格の平均は極東向けも北西欧向けもともにトン当たり560ドル台に乗り、C&F/ジャパンはC&F562ドル、北西欧のCIF価格は566ドルとなっている。

 C&F/ジャパンの560ドル台は05年11月第3週いらいのこと。これでC&F/ジャパンは9日間連続で550ドル超えとなった。今年第1週の平均に比べると20ドル弱の値上がりである。

 続騰の要因は、原油の国際相場の続伸にあると見られる。このため急降下の可能性は極めて低いというのが石化企業や商社各社に共通した見方。石化企業の間には、1〜3月期の国産ナフサ価格がキロリットル4万6,000円程度になると予想する向きが増えている。昨年末から今年明けにかけての予想を上方修正しつつある。