2006年01月19日 |
EPSの出荷、05年合計は前年の4.4%減に |
水産用の不振が響いて再び前年割れに |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会 |
発泡スチレン工業会は19日、発泡スチレンビーズ(EPS)の05年12月と年計の出荷実績をまとめた。 それによると、12月の総出荷数量は1万6,117トンで前年同月の実績を1.8%下回り、7ヶ月連続の前年割れとなった。最大消費分野である水産用が6.0%減となったことによるもの。農業用、家電用、ブロック用はいずれも順調な伸びを遂げたが水産用の落ち込みをカバーするまでには至らなかった。 一方の年計は18万2,405トンとなり、前年の実績を4.4%下回った。04年は7年振りに前年を上回った(12.8%増)が、わずか1年で再びマイナス成長に戻った。 この場合もメーン水産用の大幅減が大きく影響している。同分野向けは過去5年にわたって毎年成長を続けてきたが、05年は一気に6.4%減に転じた。またブロック用も3年ぶりにマイナス成長となった。農業用、家電用、その他成型品用も前年を下回っているが縮小幅は0.2〜1.1%の小幅にとどまっている。 EPSの出荷の05年12月と年計の実績は別表の通り。 【関連ファイル】 EPSの05年12月と年計の出荷実績 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1137633882.htm |