2006年01月20日 |
旭化成ケミ、イオン交換膜法電解プロセス 受注累積1,000万トン達成 |
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:旭化成、旭化成ケミカルズ |
旭化成ケミカルズは20日、イオン交換膜法食塩電解プロセスが累積1,000万トン(100%苛性ソーダベース)の受注を達成したと発表した。 イオン交換膜法食塩電解プロセスとは、イオン交換膜を使用して食塩水を電気分解し、塩素と苛性ソーダを生産するシステムのことで、同社は1975年から同プロセスを販売してきた。2005年12月現在、世界17カ国、76工場で採用され、累積受注量は1,000万トンを超えて、世界のトップシェアを維持している。 今後も需要は堅調で、とくに高い経済成長の続く中国、インドでは、塩ビや基礎化学品である苛性ソーダの需要が増加、イオン交換膜法電解プロセスの引き合いも活発化している。また、環境問題や原油価格高騰に伴う電力コスト上昇に伴い、既存の水銀法、隔膜法からイオン交換膜法への転換案件も顕在化している。 同社は、膜事業(交換膜、電池セパレータ、膜分離システム等)を今後の重点拡大分野と位置付け、事業基盤強化を図っている。2010年を目標に、累積1,500万トン達成を目指す。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1137732635.doc |