2006年01月20日 |
LDPEのL-L化率、05年は再び50%台にアップ |
国内向けと輸出の両方が過半を占める |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
LDPE(低密度ポリエチレン)の総出荷量に占めるL-LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)の構成比率(L-L化率)が05年に再び50%台に達した。国内向けは50.1%、輸出は53.7%、出荷合計は50.5%となっている。国内向けと輸出がともに50%超えとなったのは05年が初めて。出荷合計の50.5%は過去最高。 LDPE全体の05年の出荷数量は、国内向けが前年比98%の157万5,072トン、輸出が同95%の19万8,026トン、合計が同98%の177万3,098トンであった。このうちL-LDPEは国内向けが同1%減の78万8,943トン、輸出が同2%増の10万6,344トン、出荷合計が同1%減の89万5,287トンとなった。 過去数年の総出荷量に占めるL-L化率は、00年が46.3%、01年が47.3%、02年が48.4%と推移したあと03年に初めて50%の大台に乗って50.3%を記録したが、翌04年には再び50%を割り込んで49.9%となっていた。 05年が再度50%超えとなったのは、L-LDPEの国内向けが1%減となったのに対して同じLDPEのうちのHP-LDPE(高圧法低密度ポリエチレン)の国内向けが2%減となったことと、L-LDPEの輸出がHP-LDPEと逆に前年を上回ったため。 生産面のL-L化率は47.7%で、04年を1.0ポイント上回っている。 |