2006年01月27日 |
中国の輸入、汎用樹脂も過半が前年を上回る |
L-LDPEとPP-Cが特に大幅な伸び |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
中国による化学製品の05年の輸入活動は汎用樹脂に関しても引き続き活発で、多くの樹脂の05年トータルの輸入通関数量が前年の実績を上回った。PPホモポリマーの302万3,313トンを筆頭に絶対量が依然として大きい点も注目される。 合計8品目のうち5品目が前年を上回っており、前年超えとなったものの中ではL-LDPEの49.6%増とPPコポリマーの33.4%増が特に目を引く。いずれも、国産化が需要の拡大に追いつけない状況にあるもの。 一方、PVCホモポリマーは19.7%減とわが国の塩ビ関係者の当初の予想に反する大幅な落ち込みとなった。これには、中国東北部のアセチレンカーバイド法企業が大幅増産に踏み切ったことが大きく影響していると見られる。しかし、日本品は品質面で同法の製品を大きく凌いでいて欧米向けに加工製品を大量に輸出する同国の塩ビ加工企業に圧倒的人気を得ているので前年とほぼ同じレベルとなっている。 中国による05年の汎用樹脂の輸入通関数量は別表の通り。 【関連ファイル】 中国の汎用樹脂の05年の輸入実績 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1138330046.xls |