2001年09月06日
経産省、「自動車リサイクル」第2次報告まとむ
パブリックコメント、不法投棄に意見多数
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

 「自動車リサイクル」の制度化を急ぐ経済産業省は、6日開催した産構審第10回ワーキンググループでリサイクルシステムに関する第2次報告案をまとめた。
 今後関係各省と協議した上、年内には法案を作成、2002年春の通常国会にはかる。実施は2004年4月からとなる見込み。
 6日のワーキンググループは(1)7月に実施したパブリックコメントの結果報告(2)費用徴収方法(3)輸出中古車の扱い(4)ユーザーに負担を求める費用(5)フロンの回収・破壊と対象車種、の各項について協議した。パブリックコメント以外は前回にも取り上げたが、さらに検討を要するとして詰めの調整を行った。
 パブリックコメントについては、全体的には制度化に向けた取り組みを支持する意見が多く、不法投棄防止のため罰則・取り締まりを強化すべきだ、自動車抹消制度を活用すべきだなどと指摘する意見が多かったという。第2次報告案にはこれらを取り入れた内容となった。