2006年02月02日 |
シンガポールのテマセク、チャンドラ・アスリを買収 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:丸紅 |
インドネシアの報道によると、シンガポールの政府系投資機関のテマセク・ホールディングスは、インドネシアのチャンドラ・アスリの株式 50.45% を7億ドルで買収した。コメルツバンク・インターナショナルの所有する 24.59% と Glazers & Putnam Investment Ltd.(マレーシア)の所有する 25.86% を買収したもので、1月27日に株の受け渡しを行った。 チャンドラ・アスリはインドネシア唯一のエチレンセンターで、1989年にスハルト元大統領の一族と丸紅主導の日本インドネシア石油化学投資が設立し、1995年に稼動を開始した。能力はエチレン51万トン、ポリエチレン30万トン。 同社は経営不振により2001年に財務リストラを行ったが、2005年4月に丸紅がシンガポールのコメルツバンク・インターナショナルとの間でパルプ事業経営権と交換することで合意、10月に取引を完了している。 チャンドラ・アスリの残りの49.55% はBarito group の PT Inter Petrindo IntiCitra が所有している。 |