2006年02月03日
プラ容器包装の回収と再商品化は着実に進展
4〜12月の総引き取り量は前年同期の19.5%増
【カテゴリー】:環境/安全(原料/樹脂/化成品、実績/統計)
【関連企業・団体】:日本容器包装リサイクル協会

 日本容器包装リサイクル協会の集計によると、容器包装リサイクル法に基づいて同協会が全国の市町村から昨年12月に引き取った分別収集プラスチック製容器包装(白色発泡スチロール製食品用トレーを除く)の総数量は4万2,714トンとなった。前年同月の実績を13.1%上回っている。この結果、昨年4月から12月までの累計は39万3,682トンとなった。前年同期を19.5%上回っている。分別収集品を中国に輸出する市町村が増えているPETボトルとは対照的に、同協会の引き取り量が着実に拡大している点が注目される。
 
 また、同協会の委託を受けた再商品化(リサイクル)事業者による再商品化数量も順調に伸びている。12月の実績は3万1,107トンで前年同月を11.5%上回っており、4月からの累計は25万7,319トンで前年同期比は14.6%増となっている。
 
 ただし、これを再商品化手法別にみると、かつて圧倒的多数を占めていた高炉還元剤利用が大幅に縮小してコークス炉化学原料利用が主役についている点が目を引く。
 手法別の再商品化の昨年12月の実績と4月からの累積は別表の通り。

【関連ファイル】
プラ製容器包装の手法別再商品化の05年12月実績
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1138955916.xls