2006年02月06日 | |
積水化成品のリサイクル家電包装材 パッケージングコンテストで3賞受賞 | |
【カテゴリー】:新製品/新技術(環境/安全) 【関連企業・団体】:積水化成品工業 |
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積水化成品工業は6日、シャープと共同出品したリサイクル家電包装材「エプスレムERX」が、日本パッケージングコンテストでクリーン・ジャパン・センター会長賞を受賞したと発表した。さらにアジアスター賞及びワールドスター賞も受賞、同社初の快挙となった。 同社は、以前から発泡スチロールのリサイクルに積極的に取り組んできたが、2004年には廃家電から出るポリスチレン系原料から発泡性ポリスチレンビーズを製造する技術を確立。「エプスレムERX」として実用化するとともに、シャープに液晶テレビ「AQUOS」の包装材として納入してきた。 今回、シャープと共同出品した、このリサイクル家電包装材がパッケージングコンテストで3賞を受賞した。また、使用済みEPSを再生活用したリサイクル家電包装材「エプスレムERG」も、三菱電機やソニーなどの液晶テレビ包装材として使用され、ユーザーが拡大している。家電メーカーにとっても、廃家電製品を自社製品の包装材にリサイクル使用することは、クローズドリサイクルシステムの構築となる。 家電製品包装材の市場規模は約300億円。同社では06年度10億円、07年度20億円の売上高を見込んでいる。 <日本パッケージングコンテスト> 社団法人日本包装技術協会の主催で、優れたパッケージとその技術を開発普及することを目的として毎年開催されているわが国包装分野における最大のコンテスト。2005年度は、応募307作品の中から上位12作品がジャパンスター賞、93作品がグッドパッケージング賞に選ばれた。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1139216104.doc |