2006年02月07日

出光興産「有機EL材料」年産3トン工場建設へ

“世界最新鋭・最大級”設備、07年1月操業開始

【カテゴリー】：経営（新製品/新技術） 【関連企業・団体】：出光興産

出光興産は7日、静岡県御前崎市に世界最新鋭の「有機EL材料」生産工場建設を決めたと発表した。投資額15億円、年産能力は3トンで世界最大規模。原材料から最終製品まで一貫生産する本格的な有機EL材料工場となる。2月に着工し07年1月に操業開始の予定。 　同社は、これまでに長寿命・高輝度の青色・緑色発光材料を開発してきたが、生産は複数の国内化学会社に外部委託している。今後需要が大きく伸長する中で、安定供給を果たそうと新工場建設に踏み切った。 　 　立地はいくつかの候補地の中から、精密化学工業の盛んな御前崎市を選んだ。今後は供給体制の充実とともに、次世代有機ELディスプレイの普及に努める。 【新工場の概要】 （1）新工場名称　：出光興産　御前崎製造所(仮称) （2）建設地　　　：静岡県御前崎市合戸 （3）建設開始　　：2006年2月 （4）生産開始予定：2007年1月 （5）製造内容　　：有機EL材料の合成、精製 （6）生産能力　　：3トン/年 （7）総工費　　　：15億円 （8）延床面積　　：1,800平方メートル （9）生産人員　　：20名 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1139287312.pdf