2006年02月07日 |
新日石、ベトナム油田の随伴ガス回収「CDMプロジェクト」に |
CO2削減で世界最大、随伴ガス回収で初めて |
【カテゴリー】:新製品/新技術(経営、海外) 【関連企業・団体】:新日本石油 |
新日本石油は7日、ベトナムのランドン油田で進めてきた、随伴ガスの回収と発電燃料への利用が、このほどCDM(クリーン開発メカニズム)プロジェクトとして国連機関(CDM理事会)から承認されたと発表した。 ランドン油田(海上)で原油を生産する際に発生する随伴ガスは、従来、海上で燃焼させていたが、このほどこのガスを回収し、海底に敷設したパイプラインによって発電燃料としてベトナム国内の発電所へ供給しているもので、これにより年間約68万トンのCO2削減が可能になった。 CO2の削減プロジェクトとして、これまでに承認を受けたCDMは、最大でも年間約30万トン規模だったが、同プロジェクトはこの2倍以上の削減規模となる。 【ランドン油田の概要】 ランドン油田はベトナム南部沖合の15-2鉱区に位置する海上油田で、新日本石油開発が出資している「日本ベトナム石油」がオペレーターとなり、コノコフィリップスやベトナム国営石油会社とともに、1998年8月から原油の生産を開始。2005年6月に累計原油生産量が1億バレルに達した。現在の生産量は5万7千バレル/日。 <ランドン油田の権益比率> ◇日本ベトナム石油 :46.5% ◇コノコフィリップス社 :36.0% ◇PVEP(ベトナム国営会社) :17.5% <日本ベトナム石油の株主構成> ◇新日本石油開発 53.13% ◇新日石資源投資 43.94% ◇三菱商事 2.93% ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/search.php?RCODE=4359 |