2006年02月09日
デグサ、中国でシリカ合弁事業化 ウェリンクと提携
【カテゴリー】:海外(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:デグサ

 デグサは8日、ウェリンク グループ(Wellink Group)の福建南平信元投資有限公司(本社:福建省南平市)と、パフォーマンスシリカ(沈降シリカ、シリケート)を生産、販売する合弁会社を設立する事業契約を締結したと発表した。関係当局の認可を得しだい、事業開始する。
 
 新会社の社名は「デグサ・ウェリンク・シリカ(南平)」(DWS)で、株式はデグサが60%、ウェリンクがシリカ事業を共同出資している信元(Xinyuan)社が40%保有する。

 DWSは中国に3カ所の生産拠点を有し、地域顧客向けにパフォーマンスシリカを供給する。現在は、ゴム製造業者が主要顧客となっているが、今後は、シリコーンゴムと歯磨き粉事業の成長を見込む。 すでに福建省南平市内に研究所をもち、特定の需要に合った新製品開発に取り組んでいる。

 デグサは新合弁会社の設立により、世界におけるパフォーマンスシリカ生産のトップメーカーとしてのポジションをさらに強化する。現在同社はアジア・太平洋地域でパフォーマンスシリカ生産のトップの地位にあり、 5カ国・8製造拠点で年間合計17万5,000トンの生産能力を有している。

 なお、中国側提携先であるウェリンク グループは、 1994年にパフォーマンスシリカの生産を開始した、中国における同製品のトップ企業となっている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1139386670.doc