2006年02月13日 |
東ソー、中国向けVCM価格を3ヶ月振りに引き上げ |
2月分を50ドル上げて600〜610ドルに |
【カテゴリー】:市況(海外、原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーはかねてから中国のPVCメーカー各社との間でVCMの2月の輸出価格の交渉を進めていたが、このほどCFR価格をトン当たり600〜610ドルとすることで決着した。 VCMの過去2ヶ月の価格はともに同550〜560ドルに据え置かれていたので、2月は3ヶ月振りの上方修正となる。昨年8月のレベルに戻ることになる。 同社の希望がほぼ受け入れられたかたちだが、これには旧正月休暇が明けて中国国内のPVC加工メーカー、特に高度の品質が強く求められる輸出向け加工製品の生産を得意としているPVC加工メーカーがいっせいに活発な生産活動を再開して高品位のエチレン法VCMの需要が回復してきたことが大きく作用していると見られる。 同社のグループ会社である大洋塩ビのPVCに対する需要も回復、このため2月の価格は1月を同80〜85ドル上回って795〜800ドルに引き上げられている。3月分についても引き合いは活発という。 |