2006年02月14日 |
デグサが発表、ダウのSAP事業買収「戦略的に重要な一歩」 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:デグサ、ダウケミカル |
デグサジャパンは14日夜、ドイツのデグサ本社がダウ・ケミカルの高吸収性樹脂(SAP)事業を買収することで合意したと発表した。(CNT=既報) この契約により、デグサはダウ社の有するドイツ、ラインミュンスター/バーデンバーデンのSAP生産工場を取得するとともに、ミッドランド工場でのSAP生産を同社に委託する。さらに、今後の供給量増を見込み、ダウ社からデグサ社への精製アクリル酸の長期供給契約にも合意する予定だとしている。 デグサのウツ ヘルムート・フェルヒト会長は「ダウ社との合意は当社のSAP事業を戦略的に拡大するための重要な一歩となる。今後数年にわたり、当社はSAP事業という魅力的な市場の加速的成長に的確に参加していく。さらに今回の契約締結により、バックワード・インテグレーション(原料の自社生産)も可能になる」と語った。 ダウとの精製アクリル酸の長期供給契約により、将来、新たな生産力を生み出す“バックワード・インテグレーション”が確保されたとの点をとくに強調している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1139917478.doc |