2006年02月21日 |
チバ社、テキスタイル機能材事業をハンツマンに売却 |
【カテゴリー】:海外(経営) 【関連企業・団体】:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ |
チバ・スペシャルティ・ケミカルズは21日、ハンツマン社へのテキスタイル機能材ビジネスの売却が最終合意した発表した。売却額は約3億3,200万スイスフラン。事業引渡しは06年第3四半期の予定。 売却は、資産と債務を含めたテキスタイル機能材ビジネスが対象で、同セグメントの社員約3,300名と、グループのサポート部門の社員900名はハンツマンに移籍する。 ハンツマン社は米国の大手化学企業で、2004年の売上は115億ドル、全世界に1万1,300名の社員を擁している。2003年にも同社は、バーゼルを拠点とする旧チバ・スペシャルティ・ケミカルズのポリマー事業部門、バンティコ・グループを買収している。 チバ・スペシャルティ・ケミカルズのアーミン・マイヤー会長は「テキスタイル機能材ビジネスの持続可能な未来を確保し、当社全体のポジションを強化、さらに社員の権益を考慮に入れた解決策として、分離は最善の選択肢であると判断した。分離後は、コア事業であるプラスチック添加剤、コーティング機能材、製紙・水処理剤ビジネスに集中し、強化・拡大していきたい」と語った。 同社のテキスタイル機能材部門の売上高は12億8,300万スイスフランで、グループにおける比率は17%を占めていた。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/search.php?RCODE=4408 |