2001年09月03日
三井化学プラテック、一軸延伸フィルム増設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学プラテックは3日、ポリオレフィン一軸延伸フィルムの供給不足に対応するため、生産を担当する東洋整機樹脂加工(本社、愛知県西春日井郡、山田保直社長)で年産能力1,000トンの生産設備を増強すると発表した。
 東洋整機樹脂加工は、三井化学プラテックと東洋整機の共同出資会社。
 
 供給不足の原因は、昨年9月の東海豪雨で東洋整機樹脂加工が被災したことが大きく、工場はその後1か月余りで復旧し、これまで順調に稼動してきたが、需要は根強く、製販バランスはタイト状況が続いている。
 このため来年初め新設備を導入し試運転ののち2月から本格操業を予定している。
 今回増設する年産1,000トンについては、当面供給不足の解消にあてるが、さらに開発中の新規用途向け増設も図りたいとしている。