2006年02月23日
第2種監視化学物質5種は当分「規制不要」
化学物質審議会が23日の会合で結論
【カテゴリー】:環境/安全(行政/団体)
【関連企業・団体】:経済産業省

 経済産業省は23日、化学物質審議会の安全対策部会安全対策小委員会を開催し、化審法によって「第2種監視化学物質」に指定されている合計840の化学物質のうち特に詳細に安全性をチェックする必要があると判定される5品目のリスクについて審議を求めた。

 その結果、クロロホルムについては「国の詳細リスク評価の結果の公表を待って化審法に基づく規制を改めて検討することとし、それまでの間は製造・輸入の数量等の動向を適時把握するする」との結論を得た。

 また、2硫化炭素、ヒドラジン、アクロレイン、p-ジクロロベンゼンの計4品目については「様々なデータから判断して、化審法に基づく規制を検討する必要性は低い」との答申を得た。

 これによって、これら5物質がただちに同法の第1種特定化学物質の指定品目に移行されることはなくなった。