2006年02月24日
新日石、新日精との取引形態「受委託生産」に変更
【カテゴリー】:経営(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:新日本石油

 新日本石油は24日、100%子会社である新日本石油精製(小沢稔社長)との取引形態を見直し、4月1日から石油製品等の製造受委託取引に変更すると発表した。
 
 従来は、新日精が原油の調達から石油製品の製造までを行ない、新日石はそれらの製品を新日精から購入するという売買取引の関係にあったが、2006年度からは新日石が調達した原油などを新日精に供給し、生産された製品を引き取る受委託取引に変更する。
 
 これにより新日精は、市場価格変動の影響を受けなくなるなど、事業リスクが大幅に軽減される。新日精は3月31日付で350億円の有償減資を行い、減資後の資本金を50億円とする。
 
 グループ経営強化策の一環として、両社間の取引簡素化による業務の効率化を図ることにした。100%子会社のため、連結業績に与える影響はない。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1140768459.tif