2006年02月28日
1月の鉱工業生産指数0.3%上昇、化学工業が押し上げ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省が28日発表した1月の鉱工業生産動向(速報)によると、生産指数(2000年=100、季節調整済)は前月比0.3%上昇の105.2で、6カ月連続の上昇、過去最高を3カ月連続で更新した。化学工業、電気機械工業、鉄鋼業などが押し上げた。
 
 また、製造工業の生産予測調査では、2月は0.3%の上昇、3月は0.7%の低下という予測結果が出た。しかし同省は「総じてみれば、生産は緩やかな上昇傾向にある」とする基調判断を据え置いた。
 
 化学工業(除、医薬品)の生産指数は前月比3.5%上昇の104.1、出荷は同3.4%上昇の105.4と好調で、伸び率は全業種中トップだった。在庫は同1.0%上昇の100.5となった。
 
 プラスチック製品も生産は同0.7%上昇の96.3、出荷は同1.2%上昇の98.1と前月を上回った。在庫指数は0.3%上昇の96.0となった。