2001年09月03日
三菱レイヨン、炭素事業を三井化学プラックスエアへ譲渡
設備は2004年3月に廃棄予定
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学、三菱レイヨン

 三菱レイヨンは3日、炭素事業に関する営業権を三井化学プラックスエア(株)へ譲渡することを決定、本日付で同社と契約を締結した、と発表した。
 契約内容は、液化炭酸ガスおよびドライアイスなどの炭素事業に関する営業権譲渡、ならびに関係会社である(株)コステムヨシダの株式譲渡であり、営業譲渡日は2001年9月28日。
 同社は横浜製造所に液化炭酸ガス年産7万トン、ドライアイス11万トン設備を持つが、設備については、三井化学プラックスエアからの製造委託により2004年3月まで稼動、その後廃棄する予定。
 なお、炭素事業の売上高は関係会社のコムシステムヨシダとの連結で約70億円で、営業拠点は東京、大阪。
 同社の炭素事業は1998年旧日東化学との合併により受け継いだ事業。主な用途は「液化炭酸ガス」は、溶接、製鋼、鋳物などの産業分野と炭酸飲料・ビール向けの飲料分野に、「ドライアイス」は食品保存用輸送や演出用に使われている。