2001年08月31日
フラットヤーン製品の輸入、依然として活発
7月も大方の製品が前年を大幅に上回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 HDPE製ならびにPP製のフラットヤーン製品の輸入が依然として活発だ。7月の輸入通関数量も、対前年同月比がポリエチレン袋や同フィルムのそれを上回っている。国産メーカーは引き続き厳しい局面に立たされることになる。
 
 同製品の7月の輸入通関数量は、金属製の留め金や皮製のベルトなど付属品を含めた場合、クロスシートが1,951トン、フレキシブルコンテナーが3,526トン、土のうが719トン、その他合計が1,425トン--となっている。これを前年同月の実績と比較すると、クロスシートは14.1%増、フレコンは17.6%増、土のうは13.6%減、その他製品合計は41.1%増--ということになる。絶対量が極めて少ない土のう以外は引き続き高い伸びを遂げているわけ。
 
 この結果、今年1~7月の累計も前年同期を大きく上回るにいたっている。クロスシートは1万4,470トンで19.3%増、フレコンは2万4,901トンで12.7%増、土のうは5,710トンで2.7%減、その他製品は9,470トンで15.4%増--となっている。フラットヤーンメーカーの多くは、今後も増加傾向に歯止めがかかることはないと予想している。