2006年03月06日 |
デグサ・2005年の業績、前年比売上高とEBITともに改善 |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:デグサ、デグサジャパン |
デグサが3日(現地時間)発表した2005年の業績によると、売上高は9%増の118億ユーロ(2004年:107億ユーロ)となった。EBIT(金利・税引き前利益)は1%増の9億4,000万ユーロ(2004年:9億3,100万ユーロ)だった。燃料価格や原材料の高騰が影響したが、コスト削減努力が寄与した。 ROCE(使用総資本利益率)は上昇し、9.8%(2004年:9.4%)となった。フェルヒト会長は「2005年は資本コストを上回る収益を達成し、株主に7,700万ユーロの価値を創造することができた」と語った。 2005年度は、とくにファインケミカル事業における8億3,600万ユーロの特別損失と、同市場のさらなる不況が影響した。その結果、少数株主利益を除いた同社グループの純損益は4億9,100万ユーロ(2004年:2億9,800万ユーロの純利益)となった。2005年度の配当は見送り。 2006年度は、売上高とEBITともに上昇すると見ている。ROCEも引き続き改善すると予想している。フェルヒト会長は「このことは、デグサがこれまでと同様に今年も価値を創造し続けることができることを示している」と説明している。 |