2006年03月06日 |
旭化成L&L 鈴鹿工場の地下水からトリクロなど検出 |
【カテゴリー】:環境/安全(経営) 【関連企業・団体】:旭化成、旭化成ライフ&リビング |
旭化成ライフ&リビング社は6日、鈴鹿工場内の地下水から環境基準値を超える揮発性有機化合物(1,1,1-トリクロロエタン、1,1-ジクロロエチレン、シス-1,2-ジクロロエチレン等)が検出されたため、同日三重県に届け出たと発表した。 同調査は環境省監修の「土壌汚染対策法に基づく調査及び措置の技術的手法の解説」(2003年9月発行)に基づいた構造の観測井戸を新たに設置して行った。 敷地境界付近の地下水はすべて環境基準値を満たしているため、近隣住民への影響はない。ただ、従来の古い観測井戸からは1998年以降、環境基準値を超えるカドミウムと鉛が検出されていたが、県条例(2001年10月施行)の判断を誤り、結果的に届出を怠っていたことが判明したため、同日あわせて県に報告した。今後は、適時適切な情報開示に努める方針。 今回は、新しい方法による観測井戸を敷地の境界や旧観測井戸のごく近くの23カ所に設置して地下水を分析したが、カドミウムと鉛は一切検出されなかった。今後は、旧観測井戸を今回の方法による観測井戸に置き換えて測定し、原因の究明と対策にあたる。 今回は新しい観測井戸23カ所のうち5カ所から環境基準値を超える揮発性有機化合物が検出された。ただ、敷地境界の地下水調査では、これらの物質を含む他の有害物質すべてが環境基準値内だったとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/search.php?RCODE=4457 |