2006年03月08日
JEPSRAの技術発表会、例年以上に盛況
全国のEPS加工企業など200人が熱心に聴講
【カテゴリー】:環境/安全(行政/団体)
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会、発泡スチレンシート工業会

 発泡スチロール再資源化協会(JEPSRA)の主催による「第4回JEPSRA技術発表会」が8日、都内中央区の日本橋社会教育会館で開催された。

 小野恵造同協会会長(積水化成品工業社長)の開会の挨拶のあと、渡辺正・東京大学生産技術研究所教授が「環境騒ぎの勇み足」のテーマで特別講演。続いて同協会の支援で05年度に廃棄EPS製品のリサイクルや有効利用技術の研究開発を進めてきた大学や民間企業による成果の発表が行われた。

 会場には、全国からEPS(ビーズ法発泡スチロール)の加工企業等関係者およそ200人が集まり、熱心に各講師の話に耳を傾けた。例年以上にの熱のこもった雰囲気だった。

 この日の成果発表会での発表テーマは以下の6件であった。

▽樹木精油におる発泡スチロールの減容処理および建材木材の腐食・防蟻用塗装材への応用=高知大学農学部森林科学科

▽廃発泡スチロールからのアラミド繊維=オプティ社

▽発泡スチロールリサイクル骨材の用途開発=大成建設

▽使用済みEPSインゴットからの高透水性・高耐圧性成形物=ライフステージ企業組合

▽ゴムマット付きEPSエコタイルの開発=廃棄物再資源化研究会

▽発泡スチロール減容リサイクル資材を用いた軽量ソルパックの技術開発=テクノソール社