2006年03月09日
蛭田・石化協会長、日銀の量的緩和解除決定でコメント
「引き続き景気の回復を後押しする政策を期待」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 日銀は9日の政策委員会・金融政策決定会合で、2001年3月に導入した量的金融緩和政策の解除を決めたが、石油化学工業協会の蛭田史郎会長(旭化成社長)は同日「石化産業にはようやく勢いが戻ってきた。今後も景気の回復を後押しするような金利政策の実行を期待したい」と、次の通りコメントを発表した。

【蛭田史郎・石化協会長のコメント】
 日銀は、日本経済が今後デフレには戻らず物価も上昇し続け、景気は安定的に回復すると判断されたのだろう。

 量的緩和政策が解除されたあとは金利政策が重要となってくる。

 金利政策では、景気の回復を後押しするような政策の実行を期待したい。石化産業のような設備投資型産業は、設備投資の規模とタイミングが非常に重要である。石化産業を始め製造業には勢いが戻ってきているし、石化を含め各産業でも大型投資が計画されているので、この設備投資計画に悪影響を与えることがないような金利政策を望みたい。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1141895311.pdf