2006年03月13日 |
ナフサのC&F価格、3週連続の540ドル台に |
北西欧のCIF価格も11週連続の500ドル台 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況) 【関連企業・団体】:なし |
エチレンセンター筋の調べによると、ナフサの国際スポット相場は先週も引き続き高止まりとなった。 わが国の商社や石油・石油化学企業等が先週明けから末までの間に国際市場で契約したオープンスペック(パラフィンコンテント65%以上もの)の日本着値の平均はトン当たりCFR546ドルとなったもよう。1週間前に対してはわずか0.5%安、2週間前に対比すると逆に0.7%高。この3週間はほとんど同じレベルで推移したことになる。同540ドル台は3週間連続、また週単位の同500ドル台は昨年12月の第2週以降14週連続となった。 また、北西欧の先週のCIF価格は517ドル平均となった。先々週に比べると1.5%安となる。しかし週単位の500ドル超えはこれで11週連続に延びた。欧州の石化業界も日本をはじめとするアジアの石油化学企業と同様にナフサの高止まりに頭を痛める状態が依然として続くことになる。 なお、最近のナフサのスポット相場の動きは原油のスポット相場のうちの北海ブレントや中東ドバイとの連動の度合いが大きくなっている。 |