2006年03月14日 |
PSの国内向け出荷、2月も前年比1%減 |
SMは輸出の好調で前年を10%上回る |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会は14日、PS(ポリスチレン)とSM(スチレンモノマー)の2月の生産・出荷実績を集計した。 それによると、PSは生産が前年同月比(以下同)6%減、出荷が2%減となった。生産は10ヵ月連続の、また出荷は4ヵ月連続の前年同月割れである。 出荷のうちの国内向けは1月に続いて1%減となっている。雑貨・産業用が6%増と引き続き順調な伸びを遂げ、また電機・工業用と包装用もともに1%増となったが、FS用の13%減をカバーし切れなかった。 輸出は42%減で依然として大幅な減少が続いている。これで輸出は11ヵ月連続の前年同月割れとなった。 一方のSMは、生産が12%、出荷が10%それぞれ前年同月を上回った。生産は3ヵ月連続の、出荷は1月に続いての前年同月超えである。SMの出荷の前年同月比2けた増は昨年10月の13%増いらい4ヵ月振り。過去1年では3度目となる。 出荷の10%増は輸出が引き続き好調で28%増となったことによるもの。これで輸出の前年同月超えの記録は12ヵ月連続に延びた。しかし国内向けは2%減で、11ヵ月連続の前年同月割れとなっている。これは、最大消費分野のPSの生産が縮小していることによるもの。 ニュースリリース参照 ○2月の生産・出荷実績 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1142310661.tif |