2006年03月14日 |
住友化学・セイコーエプソン「超高輝度有機EL材料」を共同開発 |
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:住友化学、セイコーエプソン |
住友化学とセイコーエプソンの両社は14日、世界で初めて有機ELを光源とするプリントヘッド用の超高輝度高分子発光材料の開発に成功したと発表した。 現在、印刷機やプリンタ等に用いられているプリント技術は、レーザー方式およびLED方式が一般的だが、住化が開発した超高輝度高分子発光材料と、セイコーエプソンのプリント技術、およびディスプレイ技術を融合し、新たに有機EL方式による書込み技術を実現した。 この有機EL方式は、ガラス基板上に直接有機EL材料を塗布する工程のため、光源を単一基板に直線性をもって形成する。従って正確な位置に正確な光量の光を照射することが可能となり、均一な画像を形成することができる。またプリントヘッドの薄型化・小型化が可能となる。 住友化学は、長年にわたり表示材料技術や導電性ポリマー技術を蓄積してきた。昨年5月にはダウ・ケミカル社からディスプレイ用高分子有機EL用材料(LumationR)事業を買収、また11月には英国のケンブリッジ・ディスプレー・テクノロジー社と有機EL材料の開発、生産および販売を行う合弁会社を設立するなど、高輝度発光材料の開発を強化してきた。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1142313296.pdf |