2006年03月15日
2月の塩ビ樹脂・モノマー実績、前年比横ばい 安定状態
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:トクヤマ、塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)は15日、塩ビ樹脂と同モノマーの2月の生産出荷実績を発表した。
樹脂は生産が前年同月比95.7%の17万548トン、出荷は国内向けが同94.6%の10万6,540トン、輸出同103.9%の6万6,804トンで、総計は同98.%の17万3,344トンと前年比ほぼ横ばいだった。
 
 モノマーは、生産が同101.8%の26万4,538トン、出荷は輸出が同145.0%の7万9,479トンと増加し、出荷計は同107.7%の25万5,576トンとなった。モノマーの輸出増加は、東ソーの増設プラントが本格稼動入りしたため。
 
 中原茂明会長(トクヤマ社長)は「塩ビの需要はこのところ横ばいだが、供給とのバランスは安定している。環境問題にしても消費者やマスコミの理解が広がり、これまでとは流れが変ってきた。新規用途の樹脂サッシ、サイディング材も少しずつではあるが市場が伸びてきた感じで、これからが楽しみだ」などと語った。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/search.php?RCODE=4486