2006年03月15日
TEC、インド向け大型LNG処理設備を受注
初の自社新技術採用 「高回収率」実現へ
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング

 東洋エンジニアリング(TEC)は15日、インド石油ガス公社(ONGC)が同国西海岸グジャラート州・ダヘッジに新設する、年間処理量500万トンのLNG処理設備を総額約200億円で受注したと発表した。完成は2008年央の予定。
 
 同地区でLNG受入基地を運営するペトロネットLNG社が、LNGから石化原料のエタンやLPG留分を回収するために建設する。TECにとっては、製品回収率の高い独自開発の新ガス分離技術「コアフラックス技術」を適用する最初のプラントとなる。なお同設備は、インドの現地法人トーヨーエンジニアリング・インディア社(Toyo India)と共同で受注した。

<受注概要>
◇ 客先: インド石油ガス公社(ONGC:Oil and Natural Gas Corporation)
◇ 受注者:TEC及びインド現地法人トーヨーエンジニアリング・インディア社(共同受注)
◇ 対象設備:年間最大処理量500万トンLNG処理設備(エタン・プロパン・ブタンを回収)
◇ 建設地:インド、グジャラート州ダヘッジ(ムンバイから北へ約300キロ=ペトロネットLNG社のLNG受入基地の隣接地)
◇ 適用技術:TEC新開発のガス分離技術「コアフラックス技術(COREFLUXTM-LNG)」適用
◇ 役務内容:設計、機器資材の調達および工事までの一括請負
◇ プラントの完成:2008年央(予定)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1142404594.pdf