2006年03月16日 |
石油化学製品の能力調査まとまる 増強はPP、EO、VCMの3品目 |
エチレンなど7品目変らず、SMなど5品目が減少 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省化学課は16日、わが国の主要石油化学製品と芳香族製品の生産能力調査結果を発表した。05年末時点の生産能力を、エチレンなどの石化製品13品目とBTX、パラキシレンについてメーカー別に調べた。休止設備は一年以内に再稼動予定のない設備は生産能力から除外した。 この結果、石油化学製品で能力が前年と変らなかったのは、エチレン(7,232千トン)をはじめ、高密度ポリエチレン(1,286千トン)、ポリスチレン(1,016千トン)、塩化ビニル樹脂(2,340千トン)、合成ゴムSBR(602千トン)、同BR(285千トン)、MMAモノマー(547千トン)の7品目だった。 また低密度ポリエチレン(2,326千トン=LLを含む)、スチレンモノマー(3,310千トン)、アセトアルデヒド(429千トン)、アクリロニトリル(718千トン)、合成ゴムのうちIR(81千トン)の5品目は減少し、能力が増加したのはポリプロピレン(3,148千トン)、エチレンオキサイド(953千トン)、塩ビモノマー(3,484千トン)の3品目だけだった。(合成ゴムは3品目に分けて表示)。石化メーカー各社は、設備投資の対象品目を国際競争力に自信のある製品にしぼっていることが分かる。 一方、芳香族製品はベンゼンの合計能力が5,766千トンで17千トン増加し、トルエンは2,092千トンで411千トン、キシレンは6,424千トンで363千トン、パラキシレンも3,378千トンで90千トンと、いずれも大幅増加した。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/search.php?RCODE=4496 |