2006年03月20日
江蘇省の蘇州市が4月7日、投資誘致説明会
張家港、常熟、昆山、太倉、呉江の各市も参加
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:島津製作所、シャープ、セイコーエプソン、ソニー、ダイキン工業、日鉱石油化学、松下電器産業

 江蘇省蘇州市は4月7日午後3時30分から東京・高輪の品川プリンスホテルで投資環境説明会を開く。王栄・江蘇省委員会常務委員、周偉強・蘇州副市長や対外貿易経済合作局、張家港市、常熟市、昆山市、太倉市、呉江市などの幹部ら16氏が出席する。

 日本国際貿易促進協会(TEL03-3506-8271)が協力、三菱東京UFJ銀行、三井銀行が後援する。入場無料、要登録。蘇州市は長江デルタ地域の重要な中心都市。交通の要所でもあり、投資の人気スポット。参加する各市は蘇州市の管轄下にある。

 全蘇州市の05年のGDPは4026.5億元、一人当たりGDP8,000ドル強。貿易額は1,405億ドル、海外からの投資件数は累計1万6,810社に及んでいる。世界大手500社のうち107社が投資している。

 日本との経済貿易関係は良好で、05年の貿易総額は196.65億ドル(対前年比16.37%増)、日系企業の投資が1717件、1,000万ドル以上の投資が336件となっている。

 市の人口223万人余、面積1,650平方キロ。田園都市として環境対策に配慮、外資企業へのサービスに徹している。交通は上海まで80キロと近く、南京、無錫、杭州、北京などへの鉄道、高速道路、運河も発達している。市内に有名な寒山寺や4大名園がある。昨年春には日本人学校が開校した。

 日系企業では、松下電器産業、ソニー、セイコーエプソン、キヤノン、シャープ、日鉱金属、ダイキン工業、島津製作所などが出ている。市の西側にあって最大の高新区の業種は電機・情報通信が45%、自動車部品などの精密機械が30%、化粧品などのファインケミカルが15%など。国別では日本が200社を超えて3分の1を占めトップ、これに欧米30%、香港・台湾27%がつづいている。